海外生活

【帰国子女も色々と大変?】アメリカの学校行事1月・2月のご紹介

こんにちは!moimoiです。

日本とアメリカでは教育方法が全く異なりますが、学校行事でそれが顕著に分かりますね。
これからアメリカに行く予定の方、アメリカに行きたいなと考えている方の参考になればいいなと思います。

さて、今回はアメリカの学校で行われる1月・2月の行事2つをご紹介します!

INSTRUMENTAL MUSIC CONCERT

カリフォルニアの小学校では『音楽』の時間に楽器を学びます。

 

各学校によってカリキュラムが異なるとは思うのですが、私の住んでいた地域は

・小学校4年生:弦楽器
・小学校5、6年生:弦楽器または金管楽器

を学ぶカリキュラムになっていました。

 

ぴよ
ぴよ
日本のようにリコーダーや鍵盤ハーモニカはやらないの?

 

やらなかったね~

弦楽器のバイオリン・ビオラ・チェロか、金管楽器のフルート・クラリネット・トランペット・サックスなど、選択肢が多くてとても楽しかったよ!

自身の意思でやりたい楽器を選んでいいから、そのあたりもアメリカだなって今は思う。

 

 

ぴよ
ぴよ
でもバイオリンやトランペットなんて買ったら高いよね~?

 

そうだね!だから近隣の楽器屋さんでは全てレンタルできるんだよ!
レンタルの方法はBack to School Nightなどで先生から説明してもらえるよ。

 

親が持っている楽器がある場合はそのまま使ってもいいし、ない場合はレンタルするという仕組みでした。
楽器によって金額が違うんだけど、私が通っていた時は大体usedで年間$300くらいだったかな?

 

私は父がフルートをやっていたので、5・6年生は父のフルートで授業を受けていたよ!
幼稚園からピアノを習っていた私は「ドレミ」で楽譜を読むことになれていたのだけど、アメリカは「ABC」で読むからすごい混乱したな・・・

 

そしてもちろんあるのが発表会!
白と黒のフォーマルな恰好をして、学校またはホールで親に披露する場が『INSTRUMENTAL MUSIC CONCERT』なの。

 

自分がミュージシャンになったような気分になれて、緊張したけどとても楽しかった思い出☺
幼少期から色々が楽器に触れる機会があるっていいですよね。

 

高校生では選択授業となりますが、「マーチングバンド」のクラスがあり、イベント前になると校庭でマーチングの練習をしながら楽器を演奏していました。

 

また、私の住んでいた地域限定となると思うのですが、なんと!
あのカリフォルニア ディズニーランドでの演奏が出来る機会がありました!!

 

こんなことアメリカでしか出来ないですよね??かなり貴重な経験が出来る授業でした☺

Multicultural Day

Multicultural Dayはクラスの子たちの母国を知ろう!というお祭りです。

 

各国の親が集まり決まった範囲のブースで、
・国の伝統についてまとめたポスター
・国の通貨や、伝統的な物や楽器を展示
・伝統料理を振り舞う
と一緒に子供たちに自国について説明をしてあげます。

 

親の協力があって成り立つイベントのため、はっきり言って親は大変です(笑) 毎年、平日の学校時間に行うため同じ学校に通う日本人のママさん達が集まって準備をしていました。

 

特に移民の多いカリフォルニア。私が住んでいた南カリフォルニアでは、クラスの半分がアメリカ人以外でした。そのため、Multicultural Dayのブースも20個以上ありました。

 

当日、持っている子は自国の民族衣装を着て参加するのが定番です。わたしは浴衣で参加していました。(親御さんは当日の着付けも大変ですねw)

仲良しの韓国人とイギリス人のお友達と。

韓国の子はチマチョゴリ、インドの子はサリーを着たり。

 

みんなとても華やかで、みんなの民族衣装を見るのがとても楽しかったです☺ また、何といっても各国の食べ物が一番楽しみでした。韓国人の友達のお母さんが漬けたキムチは本当に絶品で!

 

 

その他見たことがない食べ物や楽器など、沢山の異文化に触れることができる貴重な1日です!
色々な国のことについて知ることで他を受け入れる器が大きくなれるイベントだと感じました。

まとめ

いかがでしたか?
今回も日本ではない学校行事ばかりでしたね!

 

余談ではあるのですが
先日、会社の海外赴任帰りのAさんとトイレで立ち話をしていると・・・

 

「娘が学校で友達ができないみたい。」

 

とポロっと仰られました。
そのお子さんは中学の時に香港から日本に帰国し、現在は私立の高校に通われていました。

 

海外時代の友人とはチャットはフェイスタイムをして話すそうですが、日本の高校での友達がめっきりできなく家族以外と外出がないとのこと。

 

 

その事に対してAさんは「海外に連れていったことは間違いだったんじゃ・・・」と言いました。

 

私自身、帰国子女でよかったと思うことは社会人になってからの方が強く感じています。

「協調性」が重んじられる日本の学校では生きづらい部分もありましたが、社会人になり会社での打ち合わせ等ではアメリカの自己の意見を大切にする、という教育を活かせていると感じます。

 

 

社会人になって幼き子供を連れてアメリカに赴任した両親の凄さが身に染みて分かりました。右も左も分からない国で子供2人を現地校に通わせ、習い事もさせ、毎週土曜日は日本人学校に連れて行ってくれる。

 

 

とっても恵まれた環境の中で私は生活をしていたのだな、ようやく思うようになりました。でもこれって、結婚・出産・育児とかのように、自身がその年齢にならないと分からないことなんですよね。

 

 

なので、私は派遣さんに「娘さんは学校という閉鎖的な環境の中で生きていて、高校3年間終えたらもっと拓けると思います。大学・社会にでたらもっと色んな気の合う人が見つけられます。そして、海外経験できた事を感謝する年齢がくると思います。」と伝えました。

 

 

私自身も
小学校:日本の学校に1か月体験入学
中学生:帰国子女のいない私立の女子中学校での1年半
高校生:アメリカの高校で「日本人」としての意見を求められる3年間(日本の教育はほぼ受けていない)
大学生:英米文学科という中での『帰国子女』枠として過ごす4年間
などで『帰国子女』という肩書が邪魔に思う時がありました。

 

 

帰国子女はアメリカにいれば「日本人」、日本に帰れば「アメリカ人(帰国子女)」と分類され、自分のアイデンティーはどこに属するか悩む子が多いと思います。

 

 

それが若ければ若いほど、「周囲」と「自分」を切り離して考えられずモヤモヤすると思います。『特別(帰国子女)』であることが逆に邪魔になる時があります。

 

 

 

『特別(帰国子女)』であることがどれほど素晴らしいことか。そして、必ず自分に合う環境があることを見つけることが必要だと私は思います。

 

 

これは本人が答えを見つけて抜け出さなければならない問題です。周囲がどれだけ「貴重な経験をしたから」、「誰でもできることじゃないよ」と帰国子女であることを肯定しても、本人が落とし込めなきゃ解決はしません。

 

 

でも、両親が「帰国子女」となったお子さんを否定してはいけないと思うんです。しっかりと肯定的な言葉でお子さんの話を聞きつつ、本人がそこまで気持ちを持っていけるようにサポートしてあげてほしいです☺

 

 

「帰国子女」って色々な面で羨ましがられますが、帰国子女も意外と苦労してるんですよ~笑
またどこかの機会で、私の苦労話もお伝えしたいと思います!